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競馬コラム

上田琢巳のラップ・トリック

2017年08月02日(水)更新

世代レベルを証明したアエロリットの独壇場

GI馬対決となった札幌のクイーンSは、終わってみれば3歳アエロリットの独壇場だった。

好枠を利して強気の正攻法に打って出た。前3F35秒2→4F46秒8→5F58秒3。

若干速めのラップだが、開幕週ならこれぐらいは十分許容範囲。

6F目から11秒9→12秒1→11秒5→11秒9だから、全くスキのないラップ構成。

追っかける方も楽ではない。力の違いをまざまざと見せつけたと云えよう。

9Fであの勝ち方なら少しずつ距離を伸ばして秋華賞→エリザベス女王杯と牝馬路線の王道を歩めば良いのではないか。

改めて現3歳牝馬のレベルの高さを証明したことになる。

アドマイヤリードは1番人気に反した。

ヴィクトリアマイルは有力どころの不発に救われた面もあり、個人的に人気過剰と感じていた。

それと洋芝のためか上がりで2着、3着馬に後れをとった。

いろんな条件がかみ合わないと、GIステージで突き抜けるのは厳しいかもしれない。

昨秋、アドマイヤリードを9Fで封じているエテルナミノルがここでも同馬にアタマ差先着。

こういう力関係を考えて、エテルナミノルに△を打った。それなりにナットクのクイーンSだ。

プロフィール
上田琢巳

結果に対してシビアなファンの多い大阪スポーツで、長年に渡り堂々と看板を務め続ける、 ご存知“西の仕掛人”。競馬専門紙『1馬』在籍時から、他に先駆けて「レースラップとタイム重視」の理論を展開。競馬予想界に革命を起こしたラップ理論のパイオニアである。 数字から読み解かれる明解な推理に魅了される競馬ファンは今なお後を絶たず、 後進の予想家たちにも多大なる影響を与え続けている。