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競馬コラム

今週の政治騎手

2018年05月25日(金)更新

【C.ルメール騎手】先入観に囚われない!?

 アーモンドアイがオークスも制し二冠を達成しました。上がり3ハロン33秒2の脚を繰り出されては、他の馬は負けを認めるしかなさそうです。

 そもそも、桜花賞までのレースぶりからウィークポイントを探っても、スタートくらいしか思いつきませんでした。というのはシンザン記念では大きく出遅れていたし、ゲートを出てからの出脚が鈍く、毎回後方からの競馬になっていたからです。

 ただ、一気の距離延長となるオークスはマイルのレースよりもテンが速くなることはなく、追走が楽になるぶん本来ならウィークポイントをカバーできる可能性が高い。しかし、それを騎手の先入観が邪魔する可能性がありました。

 具体的には、いつも後ろから競馬している馬なので、今回もこれまで同様のポジションにこだわったり、後方で折り合いに専念することで極上の決め手を発揮できると考えたりして、後方で馬を引っ張り倒す恐れです。

 しかし、ルメール騎手はデビュー以来一番のスタートを決めると、迷わず好位につけて、1コーナーでは馬をなだめるのに苦労するくらいでした。悪い先入観に全く囚われていなかったのも勝因のひとつではないかと感じました。


プロフィール
樋野竜司

1973年生まれ。「競馬最強の法則」02年11月号巻頭特集「TVパドック馬券術」でデビュー。
斬新な馬券術を次々に発表している人気競馬ライター。いち早く騎手の「政治力」に着目し、馬券術にまで洗練させた話題作「政治騎手(㏍ベストセラーズ刊)」で競馬サークルに衝撃を与えている。