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  1. 【福永祐一騎手】過失に厳しく、故意に甘い!?
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競馬コラム

今週の政治騎手

2017年08月03日(木)更新

【福永祐一騎手】過失に厳しく、故意に甘い!?

先週のクイーンSは、横山典騎手が騎乗したアエロリットが一気の逃げ切り勝ちを収めました。2着には福永祐一騎手が騎乗したトーセンビクトリーが入線したのですが、着順変更はなかったものの、福永騎手が直線で外側に斜行しシャルールの走行を妨害したとして4日間の騎乗停止処分を受けました。

パトロールをみると、福永騎手のトーセンビクトリーが前を行くヤマカツグレースを交わそうと外に進路を取ったとき、ヤマカツも同時に外に動いたため、予想以上に大きく外に動く結果となったようにみえました。強引に馬群を割ろうとして迷惑をかけたというよりも、同日の5レースの新馬戦のラソドワールのように、締めにかかる外の馬をうまく押し返して進路を作るイメージだったのではないでしょうか。

というわけで、どちらかというと故意ではなく、過失だったように思われます。

これをみて気になったのは先週の土曜の小倉2Rでの裁決です。ここでデムーロ騎手は1コーナーでインに入ろうとした川田騎手に対し、エルボーを見舞って制したからです。これはどうみても故意だと思うのですが、こちらは過怠金10万円で済んでいます。

裁決の結果をみて、筆者がいつも思うことは、故意に甘く、過失に厳しいということ。裁決員は、故意でラフプレーをできる騎手はそれだけでうまいということだから、そういううまい騎手は裁かなくていいし、罰も軽くしていいと思っているのでしょうか?

それとも、結果責任を重視する日本的な考え方に基づくものでしょうか。


プロフィール
樋野竜司

1973年生まれ。「競馬最強の法則」02年11月号巻頭特集「TVパドック馬券術」でデビュー。
斬新な馬券術を次々に発表している人気競馬ライター。いち早く騎手の「政治力」に着目し、馬券術にまで洗練させた話題作「政治騎手(㏍ベストセラーズ刊)」で競馬サークルに衝撃を与えている。